井上道義指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢&黒川侑

【緊急のお知らせ】

指揮者井上道義氏が急病により出演不可能となりました。
代わりに京都市交響楽団常任指揮者 広上淳一氏に指揮を務めていただくことになりました。
チケットをご購入いただいた方で、払い戻しをご希望の方は、ご面倒ですが
京都府立府民ホール アルティまでご連絡いただきますよう、よろしくお願いいたします。
075-441-1414

広上淳一氏プロフィール >>

出演井上道義(指揮)、黒川侑(ヴァイオリン)、オーケストラ・アンサンブル金沢
日時 2014年4月20日(日)15:00開演
12:30公開リハーサル
14:15公演への誘い(プレトーク) ゲスト/平野昭(慶応義塾大学文学部教授)
15:00本公演(※アンコール時の写真撮影可!)
終演後交流会(出演者も参加予定)
予定曲目ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61 交響曲第4番 変ロ長調Op.60
※都合により、曲目等変更になる場合がございます。予めご了承ください。
料金【全席指定・税込】
一般:4,500円(3,500円) 学生:3,000円(2,000円) プレミアム席(エリア指定):5,500円(4,500円)
※()内はアルティメイト優待価格
※プレミアム席は京都府公館茶室にて呈茶サービス(お茶・お菓子)付
※当日500円UP
※未就学児の入場はご遠慮ください
チケット取扱アルティメイト優先発売 2013年11月29日(金)10時より
一般発売 2013年12月1日(日)10時より

プレミアム席は、呈茶サービス(お茶・お菓子)をご準備しております。公演前に特別なひと時をお楽しみください。

プレトーク(公演への誘い)では、公演の面白さが2倍3倍に膨らみ、公演への期待を高めるお話でお楽しみいただきます。

終演後に交流会を予定しております(出演者も参加予定)。公演の余韻をゆっくりお楽しみください。

 ALTI芸術劇場Vol.13「アルティ・ダンスカンパニー第10回記念公演」 |  過去公演

 

新たな化学反応

2014年4月20日(日)、「ALTI芸術劇場 vol.14」を開催いたしました。ALTI芸術劇場vol.1の公演をしたオーケストラ・アンサンブル金沢の1年半ぶりの公演でした。井上道義氏の急病により京都市交響楽団常任指揮者 広上淳一氏の指揮のもとでの公演となりました。いつもと違ったアンサンブル金沢と黒川侑のヴァイオリンを十二分に楽しんでいただいた時間でした。

※【切替】の表示がある写真は、マウスカーソルを重ねると写真が切替ります。

【切替】御茶室でのおもてなしの様子
【切替】公開リハーサルの様子
 
【切替】公開リハーサルの様子

プレトークの様子
 

本公演前に催された「おもてなしメニュー」は、日本庭園の中に佇む御茶室でのおもてなし(※)、公開リハーサルと公演の誘い(プレトーク)。公演の誘いでは、平野 昭氏(慶應義塾大学文学部教授 美学美術史学・音楽学)を迎え、本公演のテーマである「ベートーヴェン」について、彼の生活と音楽のお話などをしていただきました。そのお話の中には、ベートーヴェンが作曲した奇数番目と偶数番目の交響曲についての秘密や共通点、当日演奏されるヴァイオリン協奏曲 ニ長調Op.61と交響曲第4番 変ロ長調Op.60の作曲秘話なども聞くことができました。さらに、途中から広上淳一氏にもステージへ上がっていただき広上氏のアンサンブル金沢への感想なども伺え、豪華な公演の誘いになりました。

※日本庭園の中に佇むお茶室でのおもてなしは、プレミアムチケット購入の方のみのおもてなしとなっております。

【切替】当日は満席となりました
【切替】公演の様子(黒川侑氏)
 

本公演では、前半はヴァイオリン協奏曲、後半は交響曲第4番の二部制で構成されました。

黒川の出身が京都市であることもあり、黒川氏を長く見て来られた方も多くおられ、演奏後には、今までの成長とこれからの期待を含めて大きな拍手が続きました。

【切替】公演の様子(広上淳一氏)
【切替】公演の様子1
 

急遽、タッグを組んだアンサンブル金沢と広上氏は、演奏については前日に一度と公開リハーサルに会わせただけということでしたが、見事な演奏で拍手喝采となりました。

<< アンコール曲目 >>

  • ベートーヴェン:交響曲第8番 ヘ長調より第2楽章
【切替】公演の様子2
【切替】公演の様子3
 

公演終了後に開かれた交流会では、沢山のご参加をいただきました。出演者とお客様、またお客様同士の交流が生まれる場となり、舞台や立場という垣根を取り払うことを標榜するALTI芸術劇場の本懐を実現できる一日となりました。誠にありがとうございました。


公演後の抽選会の様子
【切替】交流会の様子1
 
【切替】交流会の様子2
【切替】交流会の様子3
 

 

ご参加いただいたからのメッセージ(アンケート回答)

  • 公開リハーサルやトークがあり、固いイメージのクラシック・ベートーヴェンが、親しみやすくなった。(60代・女性)
  • 音響がとても良いホールだと思いました。オーケストラの後方の席があるのも珍しく、新たな鑑賞の仕方ができました。(30代・女性)
  • ステージ下手側で聞かせていただきました。広上さんの目線や息づかい、表情を真っ正面から拝見できるチャンスをありがとうございました。(30代・女性)
  • 指揮者が直前変更になったにもかかわらず、何もなかったかのような充実した協奏曲&交響曲。広上さんも黒川さんも本当に素晴らしかった。特に協奏曲は、以前東京できいたこれまでで一番素晴らしかった。(50代・男性)
  • 前半、黒川さんのコンチェルトとても素晴らしい演奏でした。全てを通して広上先生の指揮にひきつけられました。プレッシャーもおありだったと思いますが、感じさせない力強い演奏でした。(40代・女性)
  • コンチェルトもシンフォニーも素晴らしかったです。アンサンブルのレベルが高く、ベートーヴェンの世界を堪能することができました。4番はあまり聞く機会がなかったのですが、とても繊細で華やかな曲でした。また聴きます。(20代・男性)
  • 期待していたアンサンブル金沢のまとまりの良い繊細な音に大満足です。広上さんの手振りの指揮で、細かい音までうまく引き出していて素晴らしい!
  • きれいな音色に心が洗われるようです。これからも黒川さんの演奏は楽しみにします。(50代・女性)
  • バイオリン協奏曲、黒川侑さんすばらしかったです。感動しました。感情豊かな演奏でした。すごく至福な時間でした。ステージ真横の席というのは初めてでしたが、臨場感があってよかったです。(30代・女性)
  • ソリストの黒川氏は初めてでしたが演奏に引き込まれて行きました。さすが若いけれどキャリアを積んで来られていると思いました。終了後の笑顔が何ともさわやかでした。(60代・女性)
 
井上 道義

指揮
井上 道義
Michiyoshi Inoue

1946年東京生まれ。桐朋学園大学にて齋藤秀雄氏に師事。1971年ミラノ・スカラ座主催グィド・カンテルリ指揮者コンクールに優勝。1977年~1982年ニュージーランド国立交響楽団首席客演指揮者、1983年~1988年まで新日本フィルハーモニー交響楽団音楽監督、1990年~1998年京都市交響楽団音楽監督兼常任指揮者。京都市交響楽団時代には、コルンゴルトの歌劇をコンサートオペラ形式で取り上げ話題となる。これまでに、シカゴ響、ベルリン放送響、シュトゥットガルト放送響、ドレスデン・フィル、スカラ・フィル、レニングラード響、サンクトペテルブルク響、フランス国立管、ブタペスト祝祭管、ハンガリー国立管、ベネズエラ・シモン・ボリバルなどに登場している。1999年から2000年にかけて、マーラーの交響曲全曲演奏会を10回シリーズで、新日本フィルハーモニー交響楽団とすみだトリフォニーホールにて行い、「日本におけるマーラー演奏の最高水準」と高く評価された。2007年、日露5つのオーケストラとともに「日露友好ショスタコーヴィチ交響曲全曲演奏プロジェクト」を東京・日比谷公会堂にて開催。音楽・企画の両面で大きな成功を収めた。

1998年「フランス政府芸術文芸勲章」、2009年「三菱UFJ信託銀行賞」、2010年「平成22年京都市文化功労賞」、社団法人企業メセナ協議会「音もてなし賞(京都ブライトンホテル・リレー音楽祭)」を受賞。2007年よりオーケストラ・アンサンブル金沢音楽監督、ならびに石川県立音楽堂アーティスティック・アドバイザーに就任。ラ・フォル・ジュルネ金沢を含む多くの実験的企画を敢行し続けている。近年作曲活動も行っている。自宅にアヒルを飼っている。

オフィシャルサイト http://www.michiyoshi-inoue.com/

 
黒川 侑

ヴァイオリン
黒川 侑
Yu Kurokawa

1990年京都市生まれ。5才よりヴァイオリンを始める。 2001年、第55回全日本学生音楽コンクール小学校の部全国大会第1位。2002年、第12回日本クラシック音楽コンクール中学校の部全国大会第1位。同年、第10回クロスター・シェンタール国際ヴァイオリンコンクール(15才以下の部)第2位、最優秀バッハ賞受賞。2006年、第75回日本音楽コンクール第1位、岩谷賞(聴衆賞)、併せてレウカディア賞・鷲見賞・黒柳賞受賞。

「第186回毎日ゾリステン」「JTアートホール室内楽シリーズ」「京の俊英演奏家シリーズ」「アルティ演奏家支援シリーズ」を始めとするリサイタル、室内楽演奏会、オーケストラとの共演など、国内外で多くの演奏会に出演。また第16回国際音楽祭ヤング・プラハに招待され、チェコ各地でリサイタルの他、ファイナルコンサート(ドヴォルザークホール)で、プラハ室内交響楽団とメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲を共演し、音楽祭の名誉総裁でもあるヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク氏に絶賛される。 2009年8月、広上淳一氏指揮、第527回京都市交響楽団定期演奏会にてソリストを務め、その演奏が2010年11月にリリースされたCD「京都市交響楽団定期演奏会名曲ライブシリーズ」に収録される(プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番)。 2011年には国際音楽祭ヤング・プラハに再度招待され、'ヤングプラハ・フェスティバル・カルテット'としてプラハ、ワルトシュタイン宮殿をはじめ、チェコ各地で演奏会に出演して高い評価を受ける。また、J.J.カントロフ、漆原啓子、堀米ゆず子、ジャン-マルク・ルイサダ氏らと共演するなど、室内楽にも積極的に取り組んでいる。

2003年第3回岡山芸術文化賞グランプリ、2010年京都府文化賞奨励賞を受賞。2011年7月京都府民ホールアルティでのリサイタルを評価され、第32回音楽クリティック・クラブ賞奨励賞を受賞した。 これまでに、京都市交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、セントラル愛知交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、プラハ室内交響楽団、ブリュッセル・チェンバーオーケストラなどと協演する。 工藤千博、P・ヴェルニコフ、漆原啓子、堀米ゆず子の各氏に師事。ウィーン留学を経て、現在ブリュッセル王立音楽院にて研鑽を積んでいる。

 

オーケストラ・アンサンブル金沢

オーケストラ・アンサンブル金沢

1988年、世界的指揮者、故岩城宏之が創設音楽監督(現在、永久名誉音楽監督)を務め、多くの外国人を含む40名からなる日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立。2001年金沢駅前に開館した石川県立音楽堂を本拠地とし、世界的アーティストとの共演による年20回の定期公演や、北陸、東京、大阪、名古屋での定期公演など年間約110公演を行っている。シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭(ドイツ)への4度の招聘、初のエストニア公演を含む16回となる海外公演を実施。設立時よりコンポーザー・イン・レジデンス(現コンポーザー・オブ・ザ・イヤー)制を実施、多くの委嘱作品を初演、CD化している。ジュニアの指導、学生との共演、邦楽との共同制作などオーケストラ育成・普及活動にも積極的に取り組んでいる。ドイツグラモフォン、ワーナーミュージックジャパン、エイベックスクラシックスなどメジャーレーベルより90枚を超えるCDを発売。07年1月より、指揮者の井上道義を新音楽監督に迎え、新たな活動を展開し、注目を集めている。08年より毎年開催されている世界的音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ金沢」の中心的役割を担っている。

オフィシャルサイト http://www.oek.jp/

平野 昭

公演への誘い(プレトーク)
平野 昭
慶應義塾大学文学部教授(美学美術史学・音楽学)
静岡文化芸術大学名誉教授
沖縄県立芸術大学客員教授

1949年、横浜生まれ。武蔵野音楽大学大学院音楽学専攻修了。尚美学園大学助教授、沖縄県立芸術大学音楽学部教授、静岡文化芸術大学教授を経て現職。この間、東京藝術大学音楽学部、琉球大学教育学部、国立音楽大学大学院、成城大学大学院、京都市立芸術大学音楽学部等の非常勤講師を兼任。西洋音楽史学、とくに古典派・ロマン派時代の音楽様式研究をライフワークとしている。また、音楽評論家として「毎日新聞」や「音楽の友」などにレギュラー執筆。NHKの音楽番組などで解説者としても活躍。主な編著書に『作曲家:人と作品 ベートーヴェン』(音楽之友社)、『ベートーヴェン事典』(東京書籍)、『鳴り響く思想:現代のベートーヴェン像』(東京書籍)、『ベートーヴェン大事典』(平凡社)、『ベートーヴェン』(新潮社)、『音楽キーワード事典』(春秋社)他。

 
 

ステージに適して様変わりするアルティのステージにもご注目ください

電動昇降床を利用して様変わりする京都府立府民ホール。ALTI芸術劇場vol.14「井上道義指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢&黒川侑」の座席配置図は左のようになります。チケットご購入の際のご参考になれば幸いです。

ホール内での飲食は禁止です。花束や大きなお荷物等は、お荷物預かり所でお預かりします。

座席表
 

 ALTI芸術劇場Vol.13「アルティ・ダンスカンパニー第10回記念公演」 |  過去公演