すごいジャズには理由がある Part5
Tenor Battle! Twin Tenors X The Phillip Strange Trio
インフォメーション
ジャズってどう楽しむの?どういう聴きどころがあるの?
ジャズピアニストのフィリップ・ストレンジさんと、フィリップさんに弟子入りした音楽評論家の岡田暁生さんが、みなさんをジャズの世界に誘います。
毎年大人気公演の5回目となる今回は、フィリップ・ストレンジトリオ×ダブルサックスの魅惑の編成!!
豪華出演陣による極上の演奏とトークでジャズの魅力を存分にお届けします。
公演名 |
ALTI未来時間 すごいジャズには理由がある Part5 ~Tenor Battle! Twin Tenors X The Phillip Strange Trio~ |
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日時 |
2019年5月11日(土)14:00開演(13:30開場) ★公演終了後に出演者を迎え交流会を実施予定 |
会場 | 京都府立府民ホール アルティ |
出演 | <フィリップ・ストレンジトリオ>
フィリップ・ストレンジ(P)
萬 恭隆(B)
齋藤洋平(Ds)
碓井雅史(Sax)
武井 努(Sax)
岡田暁生(お話)
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プログラム | ●ブルー・トレイン
●いつか王子様が
●枯葉 他予定
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料金 |
※チケットは完売しました
【全席指定・税込】 |
チケット取扱 | 京都府立府民ホール 075-441-1414 京都府立文化芸術会館 075-222-1046 ローソンチケット 0570-000-777(Lコード:57127) |
チケット発売日 | 好評発売中! |
お問合せ | 京都府立府民ホール 075-441-1414 (9時~18時/第1・第3月曜日休館) |
主催 |
京都府・創<公益財団法人京都文化財団・株式会社コングレ共同事業体>、【次世代舞台芸術振興・次世代体験推進事業】 |
共催 | 京都大学人文科学研究所 |
プロフィール
フィリップ・ストレンジ(ピアノ)Phillip STRANGE
1960年テキサス生まれ。グレン・ミラー・オーケストラのメンバーとして1988年に初来日、10年間甲陽音楽院(神戸)で教鞭をとった後、1999年より奨学金給費特別研究員としてマイアミ大学に招かれる。2003年にキース・ジャレットの即興についての論文で博士号を得る。2005年までマイアミ大学講師(ジャズ・ピアノ)。マイアミ時代にはダウンビート誌よりBest Instrumental Jazz Solist (2002, 2003)、Best Jazz Original Composition (2002)、Best Jazz Instrumental Group (2001)を受賞。クレア・フィッシャー、ヴィンス・マッジョらに師事。ジョー・ヘンダーソン、ルー・タバキン、デーブ・ホランド、ピーター・アースキン、マーク・ジョンソン、ジェームス・ムーディー、ケビン・マホガニーらと共演。リリースCD多数。
萬 恭隆(ベース)Yasutaka Yorozu
1979年京都生まれ。大阪音楽大学短期大学部ジャズ科卒。ジャズを木村知之氏、クラシックを坂倉健氏に師事する。ブルースマンの父の影響を受け少年時代からギターを演奏し、ブルース、ロック、ファンク等のバンドで活動する。のちにジャズに傾倒し、アコースティック・ベースに転向する。大阪音楽大学在学中からジャズシーンでの演奏活動を始め、全国のミュージシャンと共演を重ねる。現在はジャズの枠にとどまらず様々なクリエイティブなシーンで活動中。
齋藤洋平(ドラム)Youhei SAITO
島根県出身。京都アンミュージックスクールにてドラムを池長一美氏、坂東等氏に師事。サードハードオーケストラに参加 山野ビッグバンドコンテストにてスイングジャーナル社賞を受賞。2010年 高橋知道、大友孝彰らと日本人として初めて米国ニューオリンズで開催されたフレンチクウォーター フェスティバルに 出演。現在篠崎雅史バンド、横尾BB、 MYMトリオ、トーティーシェル、BONEOLOGY等のバンドで活動。
碓井雅史(サックス) Masashi Usui
富山県出身。愛知県立芸術大学器楽科卒業。McGill大学大学院音楽学部jazz performance科を日本人第一号として修了。1998年第15回富山県青少年音楽コンクール「青少年音楽大賞」など歴代最高数の賞を受賞。2015年McGill大学大学院からSchulich ScholarshipおよびGraduate Excellence Fellowshipを付与される。2016、2017年度モントリオール国際ジャズフェスティバルに自身のカルテットで出演。2017年7月、カナダを代表する演奏家Paul Shrofel、Adrian Vedady、Andre Whiteとモントリオールにてレコーディングを行い1stアルバム“All That You See”を発表。2018年までMcGill大学講師(Practical Instruction)。現在カナダ・モントリオール在住。
武井 努(サックス)Tsutomu Takei
大阪出身。高校時代にジャズに出会い独学にてSaxを習得。大学時代から本格的な音楽活動を開始、E.D.F.やモダンチョキチョキズ、Wodden Pipe等に在籍。エンジニアの職に就くが音楽への情熱を捨てられず2001年退職。数多くのライブ、バンド、レコーディングを行いながら関西を中心に精力的に活動中。最近は自己のユニットのライブの他、アルベルト・ピントンやトミー・コッテルらスウェーデン勢との共演、NHK-FM出演やEastWestTrioでのツアー、サポートではTHE MICETEETH、J-M-S、ノエル・ギャラガーなど多数。自己のスタイルを軸にジャンルを超えた幅広い音楽性でアプローチする演奏に定評がある。さらに舞台においても演奏はもとより役者としても活躍。
岡田暁生(お話/音楽学者)Akeo OKADA
1960年京都生まれ。京都大学人文科学研究所教授。専門は音楽学。著書に『〈作曲家◎人と作品〉リヒャルト・シュトラウス』(音楽之友社)、『楽都ウィーンの光と陰』(小学館)、『「クラシック音楽」はいつ終わったのか?』(人文書院)、『音楽の聴き方』(中公新書、第19回吉田秀和賞)、『ピアニストになりたい』(春秋社、平成20年度芸術選奨文部科学大臣新人賞)、『西洋音楽史』(中公新書)、『オペラの運命』(中公新書、第23回サントリー学芸賞)、『すごいジャズには理由がある』(アルテスパブリッシング)などがある。『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』(NHK)など、テレビ出演も多数。
公演レポート
ALTI未来時間
すごいジャズには理由がある Part5 Tenor Battle! Twin Tenors X The Phillip Strange Trio
「令和元年」となりました。新しい時代を迎えて、アルティも心機一転「ALTI芸術劇場」のシリーズを「ALTI未来時間」へとタイトルを変え、ますますお客様に喜んでいただく公演を提供できるようスタッフ一同努力して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、シリーズ1回目は「すごいジャズには理由(ワケ)がある Part5」。毎年、音楽学者である岡田暁生さんの軽妙な解説とピアノのフィリップ・ストレンジさんをはじめとする豪華出演者による素敵な演奏で大変好評をいただいております。早々にチケットは完売。大勢のご来場ありがとうございました!
今回は「フィリップ・ストレンジトリオ」(フィリップさん、ベースの萬恭隆さん、ドラムの齋藤洋平さん)に加え、サックスの碓井雅史さん、武井努さんに登場していただき、いつにも増してゴージャスな響きを楽しんでいただきました。
岡田暁生さんの解説は、「すごいジャズ・・・」シリーズ初登場のサックスに主に焦点を当て、様々な奏法による表現の違いなど、お二人の実演を交えてのお話は大変わかりやすく、これもこのシリーズの目玉ですね。
サックス2本が加わるだけで、豪華で濃厚な雰囲気がホール中に漂います。奏者の皆さんがまるで楽器で会話をしているかのようなやり取りの楽しさ。そこにゆったりと流れる時間。至福のひととき・・・。
いや~ジャズって本当にいいもんですね~!