京都アルティ弦楽四重奏団
京都が誇るアルティのレジデント・カルテット
インフォメーション
1998年に結成された京都が誇るアルティのレジデント・カルテット。日本のトップソリストとして活躍する4人が集まり、昨年結成20周年を迎えたカルテットが、成熟したアンサンブルをお届けします。アルティでは17年ぶりの演奏となるドヴォルザークの「アメリカ」ほか、極上の音響空間に広がる躍動感と生命力に満ちた演奏をお楽しみください。
公演名 |
京都アルティ弦楽四重奏団 |
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日時 | 2019年11月2日 (土) 14:30開演 (14:00開場) |
会場 | 京都府立府民ホール アルティ |
出演 |
豊嶋泰嗣(Vn)・矢部達哉(Vn)・川本嘉子(Va)・上村 昇(Vc) |
プログラム |
ハイドン:弦楽四重奏曲 第67番 ニ長調 Op.64-5 Hob.Ⅲ-63 『ひばり』 モーツァルト:弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 KV421 ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 Op.96, B.179 『アメリカ』 ※都合により曲目等が変更になる可能性がございます。 |
料金 |
【全席指定・税込】 B席一般:4,700円(アルティメイト優待価格:3,700円) ※A席は、音響的・視覚的に優れたお席です。日本庭園に囲まれた茶室にて呈茶サービス(お茶・お菓子)付。13:00~14:00までのご利用となります。 ※未就学児の入場はご遠慮ください。 |
チケット取扱 |
京都府立府民ホール 075-441-1414 |
チケット発売日 | アルティメイト優先発売 7月21日(日)10時より 一般発売 7月27日(土)10時より |
お問合せ | 京都府立府民ホール 075-441-1414 (9時~18時/第1・第3月曜日休館) |
主催 | 京都府・創 <(公財)京都文化財団・(株)コングレ共同事業体>【京都府舞台芸術振興・次世代体験推進事業】 |
助成 | 公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション |
プロフィール
京都アルティ弦楽四重奏団
京都アルティ弦楽四重奏団は、ヴァイオリニストの豊嶋泰嗣と矢部達哉、ヴィオリストの川本嘉子とチェリストの上村 昇という4人の一流のソリスト達によって1998年に京都で結成された。
アルティの名前は彼らがレジデント・カルテットとして活動している京都府立府民ホール“アルティ”の名前を冠している。その活動は京都のみならず日本各地に広がっている。
このカルテットの特徴は、京都のレジデントホール府民ホール“アルティ”ではベートーヴェンの弦楽四重奏曲を中心にモーツァルトやハイドン、ドヴォルジャークの弦楽四重奏曲を重要なレパートリーとしている。曲によって第1ヴァイオリンと第2ヴァイオリンが入れ替わるのも大きな特徴で、彼らの実力の高さを物語っている。
室内楽の中心的存在である弦楽四重奏を、ソリストとして活躍しながら、まとまりの良い演奏を展開していくのは至難の技だが、4人は一様に安定したテクニックを持ち、緻密さを保った中で自己を主張しており、その音楽の表情にもデリカシーとニュアンスがあふれていて、結成以来ますます成熟し、名実共に日本のトップ弦楽四重奏団の一つとなった。 2008年、第28回音楽クリティック・クラブ賞受賞。
<個人プロフィール、写真左から>
上村 昇(チェロ) Noboru KAMIMURA
1977年第46回日本音楽コンクール第1位。第6回カサド国際チェロ・コンクール第1位優勝。1983年第1回京都府文化賞新人賞受賞。2001年第19回京都府文化賞功労賞受賞。現在、京都市立芸術大学名誉教授、桐朋学園大学及び大阪音楽大学特任教授。
矢部達哉(ヴァイオリン)Tatsuya YABE
日本の楽壇を代表するヴァイオリニストの一人。東京都交響楽団ソロ・コンサートマスターを務める傍ら室内楽、ソロで活躍。94年度第5回出光音楽賞、平成8年度村松賞、96年第1回ホテルオークラ音楽賞受賞。ソニークラシカル、オクタヴィア・レコードよりCD発売。
川本嘉子(ヴィオラ)Yoshiko KAWAMOTO
ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門最高位。91年東京都交響楽団に入団。99年~02年まで首席奏者を務める。また2017年からNHK交響楽団の首席客演奏者を務めている。室内楽奏者としてアルゲリッチやバシュメットなどと共演、ソリストとして、ベルティーニ、フルネ、ペーター・マークなどと共演。
豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)Yasushi TOYOSHIMA
桐朋学園在学中より演奏活動を始める。86年、新日本フィルのコンサートマスターに就任。またソリストとしても、国内外のオーケストラと共演。現在は新日本フィルソロ・コンサートマスター、兵庫県立芸術文化センター管コンサートマスター、九州交響楽団桂冠コンサートマスター。チェンバー・ソロイスツ佐世保 音楽監督。
公演レポート
アルティ弦楽四重奏団
11月2日は毎年恒例のアルティ・カルテットでした。アルティの開館10周年を記念して1998年に結成され、今や日本を代表する弦楽四重奏団の1つとして京都のみならず日本各地に活動の場を広げています。
今回のプログラムは2000~2002年に取り上げられたハイドン、モーツァルト、ドヴォルザークの作品が並びました。
ハイドンとモーツァルトは矢部達哉さんが、ドヴォルザークでは豊嶋泰嗣さんが第1ヴァイオリンをつとめられ、それぞれ個性を発揮されていました。
1曲目のハイドンからすでに美音の極み!続くモーツァルトも含めて緩徐楽章の美しさは格別でした。そして、単に美しいだけでなく音の1つ1つがまさに息づいている、それを実感できる喜び!
ドヴォルザークでは、さらにスケールの広がりも加わり力感あふれる音の放射がホールいっぱいに満たされました。音楽を聴く喜びを十分に堪能されたお客様も多かったのではないでしょうか。
次回、京都アルティ弦楽四重奏団の公演は2020年10月24日(土)、曲目はモーツァルト:弦楽四重奏曲第22番「プロシア王第2番」他を予定しております。(詳細は決まり次第HP等でアップいたします)
どうぞご期待ください!