ALTI芸術劇場 Vol.35

ナレク・アフナジャリャン
バッハ 無伴奏チェロ組曲 全曲演奏会

Narek Hakhnazaryan J.S.Bach Suiten für Violoncello solo

インフォメーション

若き天才、バッハの深遠なる世界に挑む

公演名  ナレク・アフナジャリャン バッハ 無伴奏チェロ組曲 全曲演奏会
日時  6/11(日)15:00開演(14:30開場)
 6/15(木)19:00開演(18:30開場)
会場  京都府立府民ホール アルティ
出演  ナレク・アフナジャリャン(チェロ)
プログラム

 【6/11(日)】
第1番 ト長調 BWV1007
第5番 ハ短調 BWV1011
第4番 変ホ長調 BWV1010
 

【6/15(木)】
第3番 ハ長調 BWV1009
第2番 ニ短調 BWV1008
第6番 ニ長調 BWV1012

※都合により曲順が変更になる場合がございます。

料金

【全席指定・税込】

<2日通し券>
A席一般:9,000円(7,500円)

B席一般:7,000円(5,500円)
B席学生:4,500円(3,000円)

<1日券>
A席一般:5,000円(4,500円)

B席一般:4,000円(3,500円)
B席学生:2,500円(2,000円)

 

 ※( )アルティメイト優待価格
 ※当日500円UP
 ※未就学児の入場はご遠慮ください。

 チケット取扱  京都府立府民ホール  075-441-1414
 京都府立文化芸術会館  075-222-1046
 ローソンチケット   0570-000-777(Lコード:54093)
チケット発売日   アルティメイト優先発売 2月18日(土)10時より
 一般発売 2月21日(火)10時より
 お問合せ  京都府立府民ホール  075-441-1414
(9時~18時/第1・第3月曜日休館)
 主催  創 <(公財)京都文化財団・(株)コングレ共同事業体>

プロフィール

ナレク・アフナジャリャン(チェロ)
Narek Hakhnazaryan(cello)

Narek Hakhnazaryan©Ruth Crafer

©Ruth Crafer

Narek-Haknazaryan©Marco Borggreve

©Marco Borggreve

2011年に22歳で第14回国際チャイコフスキー・コンクールのチェロ部門1位とゴールド・メダルを獲得して以来、ナレク・アフナジャリャンは世界中の一流オーケストラと共演し、同世代で最も優れたチェリストのひとりとしての地位を国際的に確立した。世界的に高い評価を獲得しており、「まばゆいばかりに輝かしい」(ストラッド誌)、「成熟した天才」(ワシントン・ポスト紙)と賞賛された。2014年には有名なBBCニュー・ジェネレーション・アーティスト企画に招待され、2016年8月にBBCプロムスでデビューした。

これまでにロンドン交響楽団、シカゴ交響楽団、シアトル交響楽団、シドニー交響楽団、ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、フランクフルト放送交響楽団、NHK交響楽団、ソウル・フィルハーモニー管弦楽団、パリ管弦楽団等のオーケストラと共演しており、指揮者ではゲルギエフ、ゲレーロ、フルシャ、コープマン、ネーメ・ヤルヴィ、プレトニョフ、スラットキン、ソヒエフ、ロバートソン、ビエロフラーヴェク等と共演している。

 

2015年にはハリウッド・ボウルでブランギエ指揮ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団と初共演して大成功を収め、サラステ指揮ケルンWDR交響楽団のスペイン・ツアーに参加した。

室内楽とリサイタルの演奏も熱心に行っており、これまでにアムステルダムのコンセルトヘボウ、パリのサルプレイエル、ウィグモア・ホール、ベルリンのコンツェエルトハウス、ウィーンのコンツェルトハウス、東京の王子ホール、上海コンサートホール、カーネギー・ホール、ボストンのジョーダン・ホールで演奏し、メクレンブルク=フォアポンメルン、ボンのベートーヴェン・フェスト、ラヴィニア、アスペン、ピアティゴルスキー、ミッケリ、パウ・カザルス、ルツェルン、ヴェルビエ等多数の音楽祭にも出演している。

2016/17シーズンの主要な公演には、ベルリン・コンツェルトハウス管、ネーデルラント・フィル、ユタ響、ローマ歌劇場管、ミュンヘン室内管、エッセン・フィルとの初共演のほか、BBCフィル、ニュージーランド響、トスカーナ管、ワルシャワ・イースター音楽祭と再び共演する。リサイタルではロンドン、ルガノ、アイントホーフェンで演奏し、2017年の夏にはアジア・ツアーで台北、ソウル、京都、東京でコンサートを行う。

アフナジャリャンは1988年アルメニアのエレバンで、父はヴァイオリニスト、母はピアニストという音楽一家に生を受けた。故ロストロポーヴィチの助言を得て、ニューイングランド音楽院でローレンス・レッサーの指導を受け、2011年に同校からアーティスト・ディプロマを取得。それ以前には、モスクワ音楽院でアレクセイ・セレズニョフに、エレバンのサイアト=ノヴァ音楽学校でザレ・サルキシャンに師事している。これまでにロストロポーヴィチ財団及びロシアン・パフォーミング・アーツ・ファンドから奨学金を受けており、受賞暦には2006年にアルメニアで開催されたアラム・ハチャトゥリアン国際コンクール1位、同年の若き弦楽器奏者のためのヨハンセン国際コンクール1位が含まれる。2008年のヤング・コンサート・アーティスト・オーディションの1位受賞者として、カーネギーのザンケル・ホール及びワシントンDCでデビューした。

 

公演レポート

ALTI芸術劇場 Vol.35

ナレク・アフナジャリャン バッハ 無伴奏チェロ組曲 全曲演奏会

 今年の6月は、梅雨らしくなくとっても爽やかですね。雨予報だった6月11日(日)も、当日はうってかわって晴れ間が広がり、「ナレク・アフナジャリャン バッハ無伴奏チェロ組曲全曲演奏会」初日を華々しく迎えることができました。

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 6月11日(日)は、第1番・5番・4番を演奏。ナレクさんのチェロもお天気に合わせるかのように軽やかで、音の粒がさらさら流れるような、気持ちのいい演奏でした。その中にも時おりおとずれる重厚な響きや強いアクセント、それでいてつややかで透明感のある音の運び。たった1台のチェロから出ているとは思えない表情豊かな音の流れはあっという間にホールに充満していきました。

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 続く2日目の15日(木)は、第3番・2番・6番を演奏しました。どの曲も、歌心たっぷりに演奏され、バッハの深淵な世界をお客様は十分に堪能されたのではないでしょうか。

 アンケートに書かれたメッセージでは「涙が出ました」「1台のチェロで演奏しているのが信じられない」など、感激のお声が多数書かれていました。

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 一日目の終演後にはナレクさんとの交流会を開催しました。大勢のお客様が残られ、ナレクさんの生の声を聞きながら、素晴らしい演奏の余韻に浸っておられました。演奏会ではお客様からも多くのエネルギーをもらっていること、そういうエネルギーの交歓がとても大切だとお話されました。また、バッハの無伴奏チェロ組曲全曲は自分にとってはとても神聖なもので、この曲を演奏できる喜びについても語っておられました。

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 お話の後は気軽にサインやお話、記念撮影に応じてくださり、お客様との交流を楽しまれていました。

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 また、両日とも休憩時にはアルティ自慢の日本庭園を開放。特に2日目はライトアップを行ない、名演奏の合間にこちらの方でも心を癒していただきました。

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 次回のALTI芸術劇場は、9月16日(土)「加藤健一事務所公演『喝采』」。本公演とはまた違った舞台芸術の世界をご堪能いただけることと思います。是非お待ちしております!

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