すごいジャズには理由がある Part4
フィリップ・ストレンジ×岡田暁生
インフォメーション
ジャズってどう楽しむの? どういう聴きどころがあるの?
ジャズを彩るリズム、メロディー、ハーモニーや、即興演奏で湧き出る音の不思議。すごいジャズには、ちゃんと理由(わけ)があるんです。
ジャズピアニストのフィリップ・ストレンジさんと、フィリップさんに弟子入りした音楽評論家の岡田暁生さんが、みなさんをジャズの世界に誘います。
毎年大人気の本企画。4回目となる今回は、大阪を拠点に世界で活躍している実力派ジャズシンガーのロアナ・シフラさんをお迎えして、楽しいトークと本格的な演奏と歌でジャズの魅力を存分にお届けします。
ジャズ初心者の方も、ジャズ大好きの方も、どうぞお楽しみに!
公演名 |
ALTI芸術劇場Vol.42 フィリップ・ストレンジ×岡田暁生 すごいジャズには理由がある Part4 |
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日時 | 2018年5月12日(土)14:00開演(13:30開場) |
会場 | 京都府立府民ホール アルティ |
出演 | ロアナ・シフラ(Vo)
フィリップ・ストレンジ(P) 岡田暁生(音楽学者) |
プログラム | ●You’d Be So Nice To Come Home To(帰ってくれたらうれしいわ)
●Lullaby of Birdland(バードランドの子守歌) ●In a Mellow Tone 他 |
公演当日のおもてなし | 終演後に出演者と交流会実施 |
料金 | 【全席指定・税込】 一般前売:3,500円(アルティメイト優待価格:3,000円) 学生前売:2,000円(アルティメイト優待価格:1,500円) アルティメイト会員詳細へ ※当日500円UP |
チケット取扱 | 京都府立府民ホール 075-441-1414 京都府立文化芸術会館 075-222-1046 ローソンチケット 0570-000-777(Lコード:51874) |
チケット発売日 |
アルティメイト優先発売:2018年2月4日(日)10時より 一般発売:2018年2月10日(土)10時より |
お問合せ | 京都府立府民ホール 075-441-1414 (9時~18時/第1・第3月曜日休館) |
主催 | 京都府・創 <(公財)京都文化財団・(株)コングレ共同事業体>【京都府舞台芸術振興・次世代体験推進事業】 |
共催 | 京都大学人文科学研究所 |
プロフィール
ロアナ・シフラ(ヴォーカル)Lorna Cifra
フィリピン・マニラ市生まれ。聖トマス大学(フィリピン)でコミュニケーションアートとジャーナリズムの学士を取得後、フィリピン大学でジャズ・ブルースを学ぶ。またニューヨークでは、Rudy Francisco、Trudi Mann、Millet Joseなど現地の一流アーティストに師事。約20年にわたり、フィリピンをはじめ香港、韓国、日本、アメリカなどで国際的な活動を続ける。一流ホテルや著名なライブハウスで歌っているほか、ヴォーカルレッスンやCMへの歌の提供、ヴォーカルコンテストの審査員など精力的に活動している。これまでに7枚のCDをリリース。現在は大阪を拠点に活動しており、感情豊かで圧巻の歌唱力と抜群のリズム感を持つ実力派シンガーとしてファンが多い。
フィリップ・ストレンジ(ピアノ)Phillip STRANGE
1960年テキサス生まれ。グレン・ミラー・オーケストラのメンバーとして1988年に初来日、10年間甲陽音楽院(神戸)で教鞭をとった後、1999年より奨学金給費特別研究員としてマイアミ大学に招かれる。2003年にキース・ジャレットの即興についての論文で博士号を得る。2005年までマイアミ大学講師(ジャズ・ピアノ)。マイアミ時代にはダウンビート誌よりBest Instrumental Jazz Solist (2002, 2003)、Best Jazz Original Composition (2002)、Best Jazz Instrumental Group (2001)を受賞。クレア・フィッシャー、ヴィンス・マッジョらに師事。ジョー・ヘンダーソン、ルー・タバキン、デーブ・ホランド、ピーター・アースキン、マーク・ジョンソン、ジェームス・ムーディー、ケビン・マホガニーらと共演。リリースCD多数。
岡田暁生(お話/音楽学者)Akeo OKADA
1960年京都生まれ。京都大学人文科学研究所教授。文学博士。著書に『音楽の聴き方』(中公新書、2009年、吉田秀和賞受賞、2009年度新書大賞第三位)、『ピアニストになりたい-19世紀 もう一つの音楽史』(春秋社、2008年、芸術選奨新人賞)、『西洋音楽史』(中公新書、2005年/韓国版、2009年)、『オペラの運命』(中公新書、2001年、サントリー学芸賞受賞)、2013年『恋愛哲学者モーツァルト」(新潮選書、四十雀賞受賞)など。『スコラ 坂本龍一 音楽の学校』(NHK)など、テレビ出演も多数。近刊に『リヒャルト・シュトラウス』(音楽之友社)、『すごいジャズには理由がある』(アルテス)など 。
公演レポート
ALTI芸術劇場 Vol.41
すごいJAZZには理由がある Part4
フィリップ・ストレンジさんと岡田暁生さんのコンビで毎回ご好評をいただいているこのシリーズ。まず、前半では演奏の合間にたっぷりと解説コーナー。ジャズヴォーカルにおける歌詞のおもしろさや言葉の重要性、スキャット、ジャズ独特のリズムのとりかた、演奏中のコンタクトのとりかたなどについて、岡田暁生さんの軽妙なお話とと演奏者お二人の実演をまじえて、わかりやすく解説していただきました。
後半では、ロアナ・シフラさんのパワフルかつ美しい歌声と、それにぴったり合わせながらピアノのソロパートでは味わいのある絶妙のタッチを披露してくださったフィリップ・ストレンジさん。お二人の素晴らしい駆け引きは、前半の解説も相まって大変わかりやすく、ジャズをより楽しめるものとなっていました。
ジャズの楽しさと奥深さを十分に味わっていただいた後は恒例の交流会。お客様と出演者の方たちで、なごやかな時間を共にしていただきました。
次回は2019年5月11日(土)開催です!
シリーズ5回目を迎え、ますますパワーアップしてジャズの面白さを解き明かす「すごいJAZZには理由がある Part5」をお楽しみに!