「音」×「彫刻」×「身体」@ALTI ~また夜は来る~
インフォメーション
美術×音楽、京都市立芸術大学初の学部を越えた合同プロジェクトが約5年ぶりとなるアルティ・ダンスカンパニー公演と融合
音響彫刻は彫刻でありながらも音が出る芸術作品。叩いたりこすったり、様々な音色を奏でます。京都市立芸術大学の学部を越えたプロジェクトで昨年度作成し、AAPプレ公演でお披露目した、京都市立芸大オリジナルの新・音響彫刻「Sound go Round」は、音棒のピッチ(音程)を変え、前回とは異なる音列と役割を担うことになります。楽器ではないものが奏でる「音」たち、美術作品としての「彫刻」、アルティ・ダンスカンパニーによる「身体」が、ALTIの空間の中でどのように融合されるか、どうぞご期待ください。
公演名 |
アルティ・アーティスト・プロジェクト(A.A.P.) 「音」×「彫刻」×「身体」@ALTI ~また夜は来る~ |
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日時 |
2019年3月9日(土)19時開演 (18:30開場) 2019年3月10日(日)14時開演 (13:30開場) ※2日目終演後、出演者との交流会を開催します。 |
会場 | 京都府立府民ホール アルティ |
主なスタッフ |
構成/作曲:岡田加津子 演出:小山田 徹 作曲:伊藤慶佑 振付:河邉こずえ、山口陽子 新・音響彫刻製作:京都市立芸術大学チーム“sound go round” 松井紫朗、岡田加津子、伊藤慶佑、宗接花菜、山本悠太朗 企画・制作:京都府立府民ホール“アルティ”、京都市立芸術大学 |
出演 |
<アルティ・ダンスカンパニー> 安部淳子、奥田明香、河邉こずえ、田中裕子、楢原季里子、 枡富元穂、三好紀美子、山口陽子、吉田ルリ子、 井上麗子、川崎裕麗、佐々木 舞、正木悠太 <京都市立芸術大学> 岡田加津子、渡辺 亮(特別出演)、重松 歩、丹治 樹、柳野伽耶 |
料金 |
【全席自由・税込】 ※一階席は一部パイプ椅子となります。 |
チケット取扱 | 京都府立府民ホール 075-441-1414 ローソンチケット 0570-000-777(Lコード:52127) |
チケット発売日 | 2019年1月12日(土)10時~ |
お問合せ | 京都府立府民ホール 075-441-1414 (9時~18時/第1・第3月曜日、12/28~1/4休館) |
主催 | 京都府・京都市立芸術大学・創 <(公財)京都文化財団・(株)コングレ共同事業体>【京都府舞台芸術振興・次世代体験推進事業】 |
音響彫刻は、ベルナール・バシェ(1918~2015)とフランソワ・バシェ(1920~2014)兄弟が1960年代以降、考案・創作した、音の出る彫刻作品です。1970年大阪万博の際、鉄鋼館のディレクターを務めた作曲家の故・武満徹の要請でフランソワ・バシェが来日し、17基の音響彫刻を制作しました。万博閉幕後45年間倉庫で保管されていた作品群のうち2基が、2015年、バシェのアシスタントを務めたマルティ・ルイツ氏と京都市立芸術大学彫刻専攻の教員・学生たちの手によって修復されました。それが、現在、京都市立芸術大学に保管・展示されている「桂フォーン」と「渡辺フォーン」です。それを出発地点として、私たちの「新・音響彫刻プロジェクト」は始まりました。
プロフィール
構成・作曲:岡田 加津子 (おかだ かづこ)
作曲家 / 京都市立芸術大学音楽学部教授。1962年神戸生まれ。東京藝術大学作曲科卒業、同大学院音楽研究科修了。2003年バロックザール賞、2016年藤堂音楽賞受賞。2015年ミラノ万博出品。現在はバシェの音響彫刻を用いた新しい創造、教育活動を模索・展開中。
演出:小山田 徹
美術家 / 京都市立芸術大学美術学部教授。1961年鹿児島に生まれ。京都市立芸術大学日本画科卒業。98年までパフォーマンスグループ「ダムタイプ」で舞台美術と舞台監督を担当。平行して「風景収集狂舎」の名で様々なコミュニティ、共有空間の開発を行ない対話の場の創出を試みている。
公演レポート
ALTI芸術劇場 Vol.50
音×彫刻×身体@ALTI 「また夜は来る」
2014年以来5年ぶりのA.A.P.本公演、昨年3月のプレ公演に続き京都市立芸術大学さんとの共同制作で「音響彫刻」を使った公演となりました。
可変舞台のアルティならではの空間構成の中、多方向から聞こえる様々な「音」、それに呼応するパフォーマーの「身体」。後半ではお客様にも「音」で参加いただき、出演者との一体感を楽しんでいただきました。普段の公演では味わえない様々な感覚を感じられる舞台公演となったのではないでしょうか。
10日は終演後に交流会を開催し、出演者の皆さんと直接お話する貴重な機会を過ごしていただきました。また本番で使用した楽器にも触れていただき、いつになく充実した交流会となりました。