畑儀文 テノールリサイタル「冬の旅」

出演畑 儀文(テノール) マルッティ・ラウティオ(ピアノ)
日時 2014年2月15日(土) 15:00開演(13:30開場)
14:00公演への誘い(プレトーク) ゲスト/金剛永謹(能楽金剛流二十六世宗家)
15:00本公演
終演後交流会(出演者も参加予定)
予定曲目シューベルト:冬の旅
料金【全席指定・税込】
一般:4,000円(3,500円) 学生:2,500円(2,000円) プレミアム席(エリア指定):5,000円(4,500円)
※()内はアルティメイト優待価格
※プレミアム席は呈茶サービス(お茶・お菓子)付
※当日500円UP
※未就学児の入場はご遠慮ください
チケット取扱アルティメイト優先発売 2013年10月18日(金)10時より
一般発売 2013年10月20日(日)10時より

プレミアム席は、呈茶サービス(お茶・お菓子)をご準備しております。公演前に特別なひと時をお楽しみください。

プレトーク(公演への誘い)では、公演の面白さが2倍3倍に膨らみ、公演への期待を高めるお話でお楽しみいただきます。

終演後に交流会を予定しております(出演者も参加予定)。公演の余韻をゆっくりお楽しみください。

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テノールの美声、響き渡る

2014年2月15日(土)、「ALTI芸術劇場vol.11」を開催しました。全国的に今までに無い積雪で開催できないかと思われましたが、多くのお客さまにご来場いただき満席で開催しました。アルティ芸術劇場において、初の声楽となった vol.11 シューベルト「冬の旅」では、日本の伝統芸術である能楽と「冬の旅」の繋がりを知っていただき、国際的な評価を得るテノール畑儀文氏の歌とマルッティ・ラウティオ氏の表現力豊かなピアノをお楽しみいただいた時間となりました。
※【切替】の表示がある写真は、マウスカーソルを重ねると写真が切替ります。

【切替】御茶室/季節の和菓子(寒紅梅)
【切替】「能」と「冬の旅」についてのプレトークの様子(金剛永謹氏)
 

本公演前に催された「おもてなしメニュー」は、日本庭園の中に佇む御茶室でのおもてなし(※)と公演の誘い(プレトーク)。公演の誘いでは、金剛永謹氏(能楽金剛流二十六世宗家)を迎え、本公演の「冬の旅」と能楽の共通点などをお話していただきました。

※日本庭園の中に佇むお茶室でのおもてなしは、プレミアムチケット購入の方のみのおもてなしとなっております。

【切替】邯鄲の面/蟬丸の面
【切替】公演前の満員の客席
 

金剛永謹氏が、能楽での邯鄲(かんたん)の面を使用して表現される人生に悩む求道者と蟬丸(せみまる)の面を使用して表現される物語の男を「冬の旅」終曲「辻音楽師」の主人公と重ね合わせてお話をしていただき、多くのお客さまが興味深く耳を澄ましておられました。

本公演では、畑氏の意向により、二部の「幻の太陽」と「辻音楽師」の繋ぎ部分をシューベルトが考えた原曲で歌うことなど、畑儀文氏の昭和の歌からクラシックまでジャンルを問わず歌われる天性の美声とマルッティ・ラウティオ氏の卓越した技術に裏付けられた力強いピアノのが織りなす“ハーモニー”を余すことなく堪能できるステージでした。


シューベルト「冬の旅」一部より
【切替】「間」に入る様子/公演終了時
 

演奏終了時には割れんばかりの拍手を頂き、畑 儀文氏、マルッティ・ラウティオ氏それぞれがお互いを賞賛し合う素晴らしい光景がみられました。


公演中の畑 儀文氏の様子

公演中のマルッティ・ラウティオ氏の様子
 

恒例の交流会では、多くのお客様にご参加をいただき、演奏者の方々と皆様とでワイングラス片手に多いに盛り上がる和気藹々の場となりました。

【切替】交流会と抽選会の様子

交流会より、畑 儀文氏
 

交流会より、マルッティ・ラウティオ氏
【切替】畑 儀文氏、マルッティ・ラウティオ氏から公演後に一言いただきました
 
 

ご参加いただいた方々からのメッセージ(アンケート回答)

  • 畑先生の音色の暖かい発音に心を打たれました。伴奏者とは、ずっとコンビなのでしょうか?畑先生の歌声の強弱とピアノの音色がピッタリですばらしかった。(70代 女性)
  • マルッティ・ラウティオさんのピアノが畑儀文さんのテノールをよりすばらしくさせていたと思います。(70代 男性)
  • 生の歌声はやはりすてきでした。(30代 女性)
  • 暗譜で歌われるのでよく伝わってきます。テノールの冬の旅は、やっぱりよかったです。(60代 女性)
  • 演奏者の息づかいを感じられるような歌声が心地良かった。ホールの規模に合っていると思う。出演者も参加する交流会は、この演奏会を心に残る一日にする良い企画だと思う。(40代 男性)
  • 「能」と「冬の旅」の世界観が同じという話は、興味深いものでした。(60代 女性)
  • プレトークでは冬の旅と謡曲の関係性みたいな部分を聴かせていただき、能面を見せてもらったことで想像が広がりました、ありがとうございます。(40代 女性)
  • 呈茶サービスは本格的なサービスでした。茶室やお手前・・・丁寧な説明など大変良かった。(70代 男性)
  • ホールの雰囲気がゆったりとした空間でとてもよかった、日本庭園があり京都らしい雰囲気が落ち着きました。(50代 女性)
 
畑 儀文

TENOR
畑 儀文(Yoshifumi Hata)

兵庫県篠山市生まれ。大阪音楽大学大学院修了。

1979年大阪にて、小林道夫氏の伴奏による初リサイタルを行う。以後テノールソリストとして、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団ホルン奏者ペーター・ダム氏との共演、イエルク・デームス氏の伴奏による数多くのリサイタル等で大きな成果をおさめた。1991年オランダ・アムステルダムにおいて、バロック歌手として高名なマックス・ファン・エグモント氏のもとで研鑽を積む。以後オランダ各地において、受難週には、エヴァンゲリストとして招かれ、近年はドイツ・ライプツイヒにおいてバッハ作品のソロを務める。また1993年~1999年にかけて、シューベルト歌曲全曲演奏を成し遂げ、国内外で話題を集めた。

日本コロムビアからCD「日本のうた」「新しい日本のうた」「トスティ歌曲集」「昭和のうた」「美しき水車小屋の娘」をリリースし、その天性の歌声はジャンルを問わず心に響く感動を呼び、注目を集めている。「大阪文化祭本賞」「咲くやこの花賞」「大阪府民劇場賞」「坂井時忠音楽賞」「兵庫県芸術奨励賞」「兵庫県文化賞」等多数の賞を受賞。

丹波の森国際音楽祭シューベルティアーデたんば音楽監督
関西フィルハーモニー合唱団コア・マイスター

 
マルッティ・ラウティオ

PIANO
マルッティ・ラウティオ (Martti Rautio)

マルッティ・ラウティオは、シベリウス音楽院で舘野泉に師事した。コンサート歴は30年で、現在では毎年約40回のコンサートを開催している。欧州や日本など各国でコンサートツアーを行い、フィンランドではラジオ・シンフォニー・オーケストラ、ヘルシンキ・フィルハーモニー・オーケストラ、タピオラ・シンフォニエッタなどの楽団で演奏している。

マルッティ・ラウティオは現代音楽にも積極的に取り組み、エイナル・エングルンドやエイノユハニ・ラウタヴァーラなどから提供された曲の初演奏を行っている。主にフィンランディア、フーガ、フェスティーヴォのレーベルで、CDやラジオ放送の収録に数回参加している。キミト島ミュージック・フェスティバルのアートディレクター。シベリウス音楽院の室内楽講師。

 
金剛永謹(能楽金剛流二十六世宗家)

公演への誘い(プレトーク)

トークゲスト:金剛永謹(能楽金剛流二十六世宗家)

1951年 二十五世宗家金剛巌の長男として京都に生まれる。幼少より、父・金剛巌に師事。

1998年 能楽金剛流二十六世宗家を継承する。重要無形文化財総合指定保持者。

「舞金剛」と呼ばれる華麗で躍動感溢れる金剛流独特の芸風に、「京金剛」といわれる優美で雅やかさが加わった芸風を特徴とし、シテ方五流宗家の中で唯一関西を本拠地とする。

金剛流第一回の海外公演であるカナダ・アメリカ公演団長を皮切りに、イタリア、フランス、スペイン、ポルトガルなどでの海外公演も多数行う。

京都市芸術新人賞、京都府文化賞新人賞、京都府文化賞功労賞受賞。京都市文化功労者賞表彰。
公益財団法人金剛能楽財団理事長。金剛会理事長。社団法人日本能楽会常務理事。
京都市立芸術大学客員教授。
著書に『金剛家の面』がある。

 
 

ステージに適して様変わりするアルティのステージにもご注目ください

電動昇降床を利用して様変わりする京都府立府民ホール。ALTI芸術劇場vol.11「畑儀文テノールリサイタルシューベルト「冬の旅」」の座席配置図は左のようになります。チケットご購入の際のご参考になれば幸いです。

ホール内での飲食は禁止です。花束や大きなお荷物等は、お荷物預かり所でお預かりします。

座席表
 

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