ALTI芸術劇場 Vol.19

京都市立芸術大学共同プロジェクト
ベートーヴェン ピアノ協奏曲全曲演奏会

日時:2014年 11月22日(土)、29日(土)

インフォメーション

京芸が誇るピアノ教授陣5人によるリレーコンサート。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲の魅力に浸る、京都でしか味わえない特別な2日間

 

京都から世界の音楽界に逸材を輩出している京都市立芸術大学と、数々の演奏会を作りあげてきた京都府立府民ホールアルティの共同プロジェクトが実現。京都ならではの演奏会をお贈りします。アルティの優れた音響空間で紡ぎ出される特別なベートーヴェンをお楽しみに。

公演名 ALTI芸術劇場 Vol.19
京都市立芸術大学共同プロジェクト
ベートーヴェン ピアノ協奏曲全曲演奏会
日時 2014年
11月22日(土)14:00開演(12:30開場)
11月29日(土)14:00開演(12:30開場)
会場 京都府立府民ホール アルティ
出演 指揮:栗辻 聡
ピアノ:
(22日)上野 真、イリーナ・メジューエワ、阿部 裕之
(29日)砂原 悟、野原 みどり
管弦楽:
京芸フィルハーモニー(京都市立芸術大学の教員、在学生、卒業生で構成されるオーケストラ)
プログラム 11月22日(土)
L.v.ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」序曲 Op.72b
ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 Op.15 ピアノ:上野 真
ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 Op.19 ピアノ:イリーナ・メジューエワ
ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 Op.37 ピアノ:阿部 裕之

11月29日(土)
L.v.ベートーヴェン:劇音楽「エグモント」序曲 Op.84
ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 Op.58 ピアノ:砂原 悟
ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」 ピアノ:野原 みどり

※都合により曲目等が変更になる場合がございます。

公演当日のおもてなし 13:00 公演への誘い(プレトーク)
22日:大嶋 義実(京都市立芸術大学音楽学部教授)
29日:山本 毅 (京都市立芸術大学音楽学部教授)
14:00 本公演
終演後 交流会(出演者も参加予定)
料金

【全席指定・税込】
一般前売:3,500円(アルティメイト優待価格:3,000円)
学生前売:1,500円(アルティメイト優待価格:1,000円)
アルティメイト会員詳細へ
※当日500円UP

※未就学児の入場はご遠慮ください。

2日間セット券発売!

11月22日、29日の公演を同時に購入していただくと、合計金額から500円引き

※学生券は対象外です。
※府民ホール“アルティ”の窓口・お電話予約のみの取り扱いです。

チケット取扱 京都府立府民ホール  075-441-1414
京都府立文化芸術会館  075-222-1046
チケットぴあ  0570-02-9999(Pコード:234-789)
ローソンチケット  0570-000-777(Lコード:52208)
チケット発売日 アルティメイト優先発売 7月18日(金)10:00 〜
一般発売 7月20日(日)10:00 〜
お問合せ 京都府立府民ホール  075-441-1414
(9時~18時/第1・第3月曜日休館)
主催 京都府、京都市立芸術大学、指定管理者 創<(公財)京都文化財団・(株)コングレ共同事業体>
【京都府舞台芸術振興・次世代体験推進事業】
助成 公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション【alti classic selection】

プロフィール

vol19_guests1粟辻聡(指揮) So AWATSUJI

2011年京都市立芸術大学音楽学部指揮専攻を首席で卒業。2012年よりオーストリア国立グラーツ芸術大学大学院オーケストラ指揮科にて学ぶ。指揮を、秋山和慶、尾高忠明、増井信貴、谷野里香、マルティン・ジークハルトの各氏に師事。また指揮マスタークラスにて、井上道義、湯浅勇治、飯森範親、下野竜也、ヨハネス・シュレーフリの各氏からの指導を受ける。ムジカA国際音楽協会会員、(財)明治安田クオリティオブライフ音楽奨学生、2012年度(財)ロームミュージックファンデーション音楽奨学生。

 

 

 

 

 

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阿部裕之(ピアノ) Hiroyuki ABE

第49回日本音楽コンクールピアノ部門第1位。東京藝術大学大学院修了後、ドイツ、フランスで研鑽を積む。パリではM.ラヴェルの直弟子であるV.ペルルミュテール氏に師事。フランス・エピナール国際ピアノコンクールで銀メダル受賞。ドイツ国立カールスルーエ音楽大学修了。ソロおよびアンサンブルの演奏では豊かで深い解釈を展開。第12回京都府文化賞受賞。現在は京都市立芸術大学教授として後進の指導にもあたっている。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

vol19_guests3砂原 悟(ピアノ) Satoru SUNAHARA

東京藝術大学付属高校を経て、同大学卒業、同大学院修了、DAAD奨学生としてミュンヘン音楽大学マイスタークラッセ修了。1984年日本音楽コンクール入選。1987年ポルト市国際ピアノコンクール入賞。1988年クロイツァー賞受賞。独奏、室内楽、歌曲伴奏などの演奏活動とともに、クラヴィコード演奏も行なっている。京都市立芸術大学准教授、東京藝術大学非常勤講師。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

vol19_guests4上野 真(ピアノ) Makoto UENO

カーティス音楽院卒業。メリーランド、ジュネーヴ、オルレアン20世紀、リヒテル等の国際コンクールで入賞。世界15カ国で演奏を行う。最近のCD録音には、19世紀初頭の楽器による「ベートーヴェンのピアノソナタと幻想曲」、1925年製N.Y.スタインウェイを演奏した「ラフマニノフとドビュッシー」、1840-50年代製の楽器を使用した「ショパン・ソナタ集」のアルバムがある。2014年以降もNaxosレーベル等からCDリリースが予定されている。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

vol19_guests5野原みどり(ピアノ) Midori NOHARA

東京芸術大学在学中に日本音楽コンクール第1位受賞。首席卒業後渡仏し、パリ、エコール・ノルマルに留学。ブゾーニ国際ピアノコンクール第3位、リスト国際ピアノコンクール第2位、ロン=ティボー国際ピアノコンクール第1位受賞。リサイタル活動の他、国内外の指揮者・オーケストラとの共演や室内楽でも活躍している。「月光」「ラヴェル・ピアノ作品全集」他7枚のCDをリリース。京都市立芸術大学准教授。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

vol19_guests6イリーナ・メジューエワ(ピアノ) Irina MEJOUEVA

ロシア出身。5歳よりピアノを始め、モスクワのグネーシン特別音楽学校およびグネーシン音楽大学でウラジーミル・トロップ教授に師事。1992年、第4回エドアルド・フリプセ国際コンクール(オランダ)で優勝。1997年からは日本を本拠地として活動。日本国内各地でのリサイタル、CD録音などで幅広く活躍中。2006年度青山音楽賞受賞。2012年より京都市立芸術大学講師。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

vol19_guests7京都市立芸術大学

京都市立芸術大学は、1880年に開設された京都府画学校に始まる日本で最も長い歴史を持つ芸術大学です。音楽学部は、1948年に設立された京都市立堀川高等学校音楽課程が母体となりました。1950年、同課程に専攻科が設立され、1952年、京都市立音楽短期大学として独立し、日本初の公立音楽大学となりました。1969年には市立音楽短期大学が市立美術大学と統合し、京都市立芸術大学として開学しました。

開学以来、国内外の芸術界・産業界で活躍する優れた人材を輩出し続けており、これからも音楽と美術の屋台骨を支えてきた栄光の伝統を継承しつつ、創造的な精神と技術によって、広く社会や文化に貢献することを目指します。

公演レポート

ALTI芸術劇場 Vol.19

京都市立芸術大学共同プロジェクト ベートーヴェン ピアノ協奏曲全曲演奏会

11月22日、29日と二週にわたり、ALTI芸術劇場Vol.19が開催されました。今回は、京都市立芸術大学と京都府立府民ホールアルティが三年の準備期間を経て実現した「ベートーヴェン ビアノ協奏曲全曲演奏会」でした。京都から世界の音楽会に逸材を輩出してきた京都市立芸術大学の先生方と、卒業生、在学生の共演で京都ならではの特別な演奏会となりました。

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【プレトーク】大嶋 義実氏(22日)
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【公演中】イリーナ・メジューエワ氏(ピアノ協奏曲第2番)

22日は京都市立芸術大学教授 大嶋 義実氏(フルート専攻)、29日は同大学教授 山本 毅氏(打楽器専攻)のプレトークが行われました。両日とも、先生方の独自の切り口でベートーヴェンについてお話いただきました。共に、ベートーヴェンの音楽の楽しみ方を提案してくださる内容でした。

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【公演中】上野 真氏(ピアノ協奏曲第1番)
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【公演中】阿部 裕之氏(ピアノ協奏曲第3番)
 

本公演の両日のスタートは、オペラ「フィデイオ」序曲Op.72c、劇音楽「エグモント」序曲Op.84と教員、在学生、卒業生からなる京芸フィルハーモニーの若々しい演奏を楽しんでいただける曲目でした。

そしてベートーヴェンの5つのピアノ協奏曲が2日に分けて順に演奏されました。5人のピアノ教授陣の上野 真氏、イリーナ・メジューエワ氏、阿部 裕之氏、砂原 悟氏、野原 みどり氏が贅沢にもそれぞれの曲をリレー方式で演奏してくださいました。ベートーヴェンの音楽に対する考え方、音楽への関わり方、そしてある意味ベートーヴェンの生き方までもを演奏から感じでいただけたのではないでしょうか。

京芸卒業生の若手注目指揮者、粟辻 聡氏の的確かつダイナミックな指揮で、ピアノとオーケストラが豊かな音色をアルティの音響空間に響かせてくれる至極の時間でした。

公演終了後には、演奏者とお客様との交流が行われ、多くのお客様に参加していただきました。演奏された方々とお客様の写真撮影などもあちらこちらで行われ暖かい雰囲気に包まれた交流会でした。

次回、ALTI芸術劇場vol.20は、京都が誇る弦楽四重奏の最高峰「京都アルティ弦楽四重奏団」です。開催日は2014年12月20日(土)、皆さまのご参加を、心より、京都は中立売り御門前にてお待ちしております。

 
 

ご参加いただいた方々からのメッセージ(アンケート回答:1日目・2日目混合)

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【プレトーク】山本 毅氏(29日)
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【公演中】砂原 悟氏(ピアノ協奏曲第4番)
  • 京都ならではの企画で、大変聴く方も勉強になります。若い学生さん達をよくここまでまとめられたと思います。聞き応えがありました。(60代 女性)
  • ホールの音響的環境、楽器(ピアノ)、演奏者、いずれも素晴らしかった。ベートーヴェンのピアノ協奏曲(第5番以外)を初めて聴けてその良さを認識しました。(60代 男性)
  • 学生さん、卒業生さん、教授の方々の演奏は、初めてで楽しみにやってきました。とても素晴らしかったです。この中から沢山の未来の音楽家が出てこられるのですね。心から応援しています。今後の企画も楽しみにしています。綺麗な音を十分に聴かせていただいてしばらく幸せな気分でいられます。ありがとうございました。(60代 女性)
  • ベートーヴェンの大曲を連続して全て聴くことのできる企画は初めてです。ピアノもとても素晴らしい演奏と音色で満足感いっぱいの時間でした。このような企画をまたお願いします。(50代 女性)
  • 3人3様の音色に酔いしれました。オーケストラの音もとてもよかった。今後も定期的にこのような催しをしてほしい。(50代 男性)
  • プレトークで、Beethovenの名前の解説など雑学的なお話が面白かったです。プログラムノートや音楽史等には載っていないような内容が良かったです。リハーサルの裏話も興味深いものでした。(60代 女性)
  • ベートーヴェンの全曲をまだ聴いたことがなく、全曲ピアノ協奏曲を楽しみにしていました。やはり短調の曲が一番印象に残っています。同じピアノなのに演奏される方によって音の響きが違うのでなんとなくきっとその演奏者の人柄が表れるのだろうと思っています。(30代 女性)
  • ピアノ協奏曲3曲も聴かせてもらい“感動の一日”になりました。上野先生、イリーナ先生、阿部先生の音楽に対する深い思いが演奏に醸し出されていて良かったです。指揮者の粟辻様、オーケストラの皆様ありがとうございます。次の演奏会を楽しみにしています。(60代 女性)
  • プレトークであらかじめベートーヴェンのお話を聞かせて頂いてからの公演だったので、興味が募りました。(50代 女性)
  • ピアノの音がとても綺麗でした。ホールが大きすぎず、2階でもよく聞こえて良かったです。オケも素敵でした。(40代 女性)
  • 複数のピアニストの先生の演奏が聴けるとても良い企画だと思います。プレトークにて作曲家や演奏曲の解説が伺えたことも素人にとっては大変ありがたかったです。個人的にはもっと聴きたかったです。オーケストラの学生さんの演奏も力強くとても良かったです。ぜひまた聴きに来たいと思いました。ありがとうございました。(30代 男性)
  • 一人の作曲家の協奏曲の全曲をこの機会に全て聴くことができたことのみならず、素晴らしいソリストの先生方の個性も一緒に楽しめたことがなによりです。プレトークも、作曲家のエピソードや聴きどころを教えていただいてとても興味深かったです。(50代 女性)
  • 最後の皇帝が圧巻でした。涙が吹き出しました。(60代 女性)
  • ベートーヴェンの全ピアノ協奏曲を聴かせて頂ける今回の企画、本当に楽しみにしておりました。きびきびとした素晴らしい、若々しい指揮、演奏経験豊かな先生方、ピアニストの演奏、良い時間をいただきました。ありがとうございます。プレトークも分かりやすく、大学の先生のお話がきけて楽しかったです。(60代 女性)
  • クラシックを全く知らないので、プレトークできけて良かった。「なるほど!へぇ〜!」と思いました。(40代 女性)
  • 序曲から弾けるような躍動感に溢れた演奏で大変感動しました。ピアノ協奏曲第4番は大好きな曲ですが、生で聴くことができて今日は嬉しいです。同じピアノですが弾かれる方で、音色、ニュアンスが違って、とても聴きごたえがありました。大先生をソリストに迎え、堂々と指揮されていた粟辻聡さんには今後の活躍を大いに期待しています。(60代 女性)
  • 11月22日の公演に引き続き楽しませて頂きました。流石に最後の皇帝は感動的でした。一番から順に聴きその完成度が本当によくわかりました。ここまで練習を重ね良い演奏を聴かせて頂きありがとうございました。またこのような企画を待っています。(60代 女性)
  • ピアノの音色に惚れ惚れとしました。若い演奏家たちに力をもらったように思います。エネルギッシュな演奏をありがとうございました。(60代 女性)
  • 京都市にこのような素晴らしい大学があることをもっと多い人々に知ってもらう良い機会で、これからもどんどん企画してほしい。(60代 女性)
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【公演中】野原 みどり氏(ピアノ協奏曲第5番)
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【リハーサル中】粟辻 聡氏(指揮者)
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【公演中】オーケストラの様子
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【交流会より】砂原 悟氏

公演インフォメーション

京都市立芸術大学共同プロジェクト ベートーヴェン ピアノ協奏曲全曲演奏会

 アルバム

ALTI芸術劇場 Vol.19 京都市立芸術大学共同プロジェクト ベートーヴェン ピアノ協奏曲全曲演奏会 公演日の様子 

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